螢塚
作曲:a_hisa 编曲:a_hisa. 歌:Calvaria
Album:Anonymous
森(もり)の静寂(しじま)に
かがよふ蛍火(ほたるのひ)
ひらひら瞬(またた)き
水面(みなも)咲(さ)く
風(かぜ)と戯(たわむ)る
千代(ちよ)の廻(めぐ)り唄(うた)
夏草(なつくさ)揺(ゆ)らし
夜半(よわ)に溶(と)ける
朧(おぼろ)に燃(も)ゆる螢(ほたる)
最期(さいご)の時(とき)を刻(きざ)みながら
闇夜(やみよ)を飾(かざ)る無数(むすう)の光(ひかり)
現世(うつしよ)の幻想(ゆめ)の中(なか)
またひとつ、淡(あわ)き生命(いのち)が
静(しず)かに幕(まく)を引(ひ)いた
輪廻(りんね)を唄(うた)《螢塚守》(あやかし)は
潰(つい)えた灯(ひ)口付(くちづ)け
暖(あたた)かい腕(かいな)に抱(だ)いて
次(つぎ)の季節(きせつ)を待(ま)つのでしょう
music...
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白(しろ)き貌(かんばせ)
紅(くれない)の眼(まなこ)
夏(なつ)の森(もり)に住(す)む
狭間(はざま)の者(もの)
永久(とわ)によく似(に)た
星霜(せいそう)を越(こ)えて
儚(はかな)き運命(さだめ)を
見送(みおく)る者(もの)
最後(さいご)の月(つき)を仰(あお)ぐ
暫(しば)しの別(わか)れ惜(お)しみながら
闇(やみ)に紛(まぎ)れた小(ちい)さな光(ひかり)
ゆらゆらと弧(こ)を描(えが)き
夏(なつ)の夜(よる)を死(し)ぬぶ生命(いのち)が
静(しず)かに幕(まく)を引(ひ)いた
輪廻(りんね)を語(かた)る《螢塚守》(あやかし)の
言葉(ことば)を胸(むね)に抱(だ)き
交(か)わされた契(ちぎ)りと共(も)に
次(つぎ)の季節(きせつ)を待(ま)ちましょう
ほぅ ほぅ ほたるこい
こっちのみずはあまいぞ
ほぅ ほぅ ほたるこい
夏(なつ)を待(ま)ち詫(わ)びて
輪廻(りんね)を汚(けが)す薄紅(うすべに)の花(はな)
はらはらを舞(ま)い踊(おど)る
古(いにしえ)の習(なら)わしの果(は)て
時(とき)を留(と)めた森(もり)で
散(ち)りぬれど終焉(おわり)を見(み)せぬ
満開(まんかい)の花(はな)の下(もと)
色褪(いろあ)せぬ契(ちぎ)を胸(むね)に
次(つぎ)の季節(きせつ)を待(ま)っています
桜(さくら)が散(ち)れば夏(なつ)がくる
また貴女(あなた)にお逢(あ)いできる