本家様:sm31807833
夏のさ
花が咲いて
嫌になって
日和ってた
誰かの
目のことや
日々のこと
気にしてた
だらだら
生きてた
冷めてた
眼差し
思い出だけ
ある
街並みを
踏みつけてた
涙が
零れた
あなたに
触れて
さよなら
忘れて
突き刺さる
惨めなまま
掠れた
息を吐いて
惰性だって
思ってた
枯れてた
街の中
蝉騒が
鳴り響いた
瞳に
花びら
咲いてた
気がした
何にも
なれない
夏の中
夢見てたっだ
誰かと比べた
くだらぬ夏に
惨めで
何もない
僕が居て
蹲っていた
苦しくなる度にさ
明日がただ遠くなる
死ぬにはいい日だった
冷めないままただ
水面に
花火ら
落ちていく夢
あなたと
見てたら
覚めていく
涙が
零れた
あなたに
触れて
さよなら
忘れて
生きていたい
惨めなまま