振り返らずただ進みなさい
何ものにも囚われぬように
そんな夢を見ていた時に
血の匂いで覚めました
神様 告白をします
色んな声が聞こえて
凍えながら笑いながら
わたしがやりました
世界はうらはら
わたしオモテウラ
追うほどに小さくなってく姿
夢が覚めたら
感じた気配は
揺らめいて消えて また夜の闇へ
永遠に美しい覆面の下で
ともに踊れたら
待ち続けられる
たったひとりのわたしも
死を迎えたあなたのために
代わりに復讐してあげましょう
埋葬を
鎮魂歌を
弔う鐘を
みなさまさようなら
落陽に染まる廊下で
物語を続けましょう
すべてがわたしだけの世界
繰り返す過ち
世界はうらはら
誰かとオモテウラ
願うほど遠く感じて
それでもたったのひとつ
夢が覚めたら
後ろの正面は
近づく誰かの足音を
待つだけの惨劇
永遠に美しい覆面の下で
ともに踊りましょう
覗き込んだ瞳はずっとひとりの
世界はうらはら
誰かとオモテウラ
曖昧な境界線に少しずつ騙される
夢は見るほど
すべて飲み込まれ
最後の最後には
嘘も本当も信じてしまう
丁寧に作られた表情に心奪われて
疑わずまっすぐ語りかけたら
鏡の中