十六夜童歌
作曲.編曲:Drop
作詞:葉月ゆら
十六夜(いざよい)宵(よい) 昇(のぼ)る月(つき)に
対(つい)の黒(くろ)兎(うさぎ)
金平糖(こんぺいとう)散(ち)らした空(そら)
跳(は)ね回(まわ)り消(き)えて逝(い)った
格子戸(こうしど) 陰(かげ)絵(え)模様(もよう)
囁(ささや)き響(ひび)く古(くる)井戸(いど)から
誰(だれ)かを呼(よ)ぶ声(こえ)は
首(くび)がほしいと嘆(なげ)いている
奇々怪々(ききかいかい) 枝垂(しだ)れ桜(さくら)
振舞(ふるまい)し屍(かばね)
絢爛(けんらん)な夢(ゆめ)見(み)せつけ
欲(よく)の花(はな) 狂(くる)い咲(ざ)き
集(つど)え今宵(こよい)はそら
森(もり)へ里(さと)へと百鬼夜行(ひゃっきやこう)
腹鼓(はらつづみ)抱(かか)えた
古狸(ふるだぬき)と狐(きつね)の舞(まい)も
命(いのち)無(な)き物(もの)でも
魂(たま)を宿(やど)しいいずれ這(は)い出(で)る
繰(く)り返(かえ)す陰(いん)と陽(よう)
理(ことわり)、教(おし)える童歌(わらべうた)