朱の月に唄う魔女
作詞:日山尚 作曲:霜月はるか 編曲:弘田佳孝
唄:霜月はるか
Rem la Fatrauwa.Arlie la arue.(私は知っている 永遠が存在することを)
Wario la fule harsile.(世界は幸福に満ちていることを)
Rem le marie new marie arue(私の眷属よ、新たな生贄を連れておいで)
Arlie wise,arlie arue!(滅びなき美と、果てなき世界の実現のために!)
朱(あか)の月(つき) 禍(わざわい)満(み)ちて静寂(しじま)を割(わ)る時(とき)
霧深(きりふか)き 森(もり)に現(あらわ)る妖(あや)しき硝子(ガラス)の城(しろ)
夜風(かぜ)に乗(の)り 届(とど)いた聲(こえ)は嘆(なげ)きか 無念(むねん)か
血(ち)に濡(ぬ)れた旋律(せんりつ) それは死(し)の印(しるし)をや灼(や)く詩(うた)
畏怖(いふ)の力(ちから)に選(えら)ばれた 無情(むじょう)な盟約(めいやく)
ただ呪(のろ)いを受(う)けた者(もの)に課(か)せられる宿命(しゅくめい)
Rem le marie
秘密(ひみつ)の言葉(ことば) 囁(ささや)く少女(しょうじょ)は独(ひと)り
屋根(やね)のない世界(せかい)を識(し)らずに
新(あら)たな生贄(にえ)を迎(むかぃ)え目覚(めざ)め続(つづ)ける
朱(あか)き血(ち)を探(さが)し彷徨(さまよ)う 哀(かな)しき吸血鬼(ばけもの)
罪(つみ)の無(な)き屋敷(いえ)に紛(まぎ)れる悲痛(ひつう)な叫(さけ)びの痕跡(あと)
鈍色(にびいろ)の剣(つるぎ)の主(ぬし)は亡者(もうじゃ)か不死者(ふししゃ)か
遺(のこ)された文字列(もじれつ) それは救(すく)いを求(もと)める詩(うた)
牙(きば)を隠(かく)した 魔女(まじょ)は云(い)う…こちらへおいでと
そう手招(てまね)きされた者(もの)は逆(さか)らえず命(いのち)捧(ささ)ぐ
Rem le marie
耳(みみ)を澄(す)ませば あなたも聞(き)こえるでしょう
苦痛(くつう)さえ糧(かて)に残酷(ざんこく)に 終焉(おわり)の幕(まく)が上(あ)がる夜(よる)
Rem le marie
楔(くさび)の如(ごと)く何時(いつ)しか 心(こころ)に刺さり?
動(うご)かぬ躯(からだ)に気付(きつ)く頃(ごろ)
喉(のど)を血(ち)に染(そ)めながら緋色(ひいろ)の瞳(め)が開(ひら)く
終わり
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