美しき残酷な世界
その夢は こころの居場所
生命(いのち)より 壊れやすきもの
何度でも 捨てては見つけ
安らかに さぁ眠れ
脈打つ衝動に 願いは犯され
忘れてしまうほど また想い出すよ
この 美しき残酷な世界では
まだ生きていること「何故」と問うばかりで…
鳴呼ボクたちは この強さ 弱さで
何を護るのだろう もう理性など
無いならば
あの空は 切ないのだろう
舞い上がる 灰(はい)と蜃気楼(しんきろう)
温かい 言葉に凍(こご)え
人知れず さぁ眠れ
ねばつく幻想に 嘆(なげ)きは隠され
千切ってしまうほど また絡みつくよ
この 美しき残酷な世界では
ただ死んでゆくこと「待て」と乞(こ)うばかりで…
鳴呼ボクたちは 風見鶏(かざみどり) 飛べずに
真実は嘘より 綺麗かどうか
分からない
もしもボクら歌ならば
あの風に 帆(ほ)を上げ
迷わずにただ 誰かの元へ
希望 届けに行くのに
この 美しき残酷な世界では
まだ生きていること「何故」と問うばかりで…
鳴呼ボクたちは この強さ 弱さで
何を護るのだろう もう理性など
無いならば
終わり