別れの話は陽のあたる
テラスで紅茶を飲みながら
あなたとわたしの一日の
いちページを読むように
別れの話をするときは
雨降る夜更けに呼ばないで
あなたと私の一生が
終わるように響くから
時計の中に誰かがいるの
旅立つしたくのあなた
今なら汽車に間に合うかしら
車を探してくるわ
すずめ すずめ 私の心
あなたのそばを離れたくない
なのに なのに ふざけるばかり
すずめのようにはしゃいでるばかり
あなたにもらったパステルの
私の似顔を捨てたいわ
焼くのはあまりに辛いから
夜の海に捨てたいわ
いつものように手を振るながら
あなたの車が消える
ついでのように見送るながら
私いつか走り出す
すずめ すずめ 私の心
あなたのそばを離れられない
呼んで 呼んで すずめのように
あなたの後を追いかけてゆくの
すずめ すずめ 私の心
あなたのそばを離れられない
呼んで 呼んで すずめのように
あなたの後を追いかけてゆくの