あれから一体どれくらい 君との距離は 開いてしまったの
街中に今流れてる あぁ この歌声を ぼくは知っている
君を巡る “事情” に狂う毎日
向き合うことだって 出来なくなってた
行く宛のない手紙は死にきれないよって
文字に成り損ねたまま 君を探してた
なんど君に恋して なんど君を恨んで
固く結んだ糸 僕を優しく縛る
だから言えなくて 今更君に触れたくて 苦しくて
何度も言いかけた さよなら
全部邪魔になる気がした この手紙もそう 悩むことさえ
変わらないものはないなら あぁ 僕らこのまま変わってゆくの
君からの音沙汰は ずっと無いまま
空白の時に思いを馳せた
それぞれに見ていた 新しいトビラ
その手でギュッと押し開けた 君が眩しかった
まるで子供みたいに 繋いだ手をひいて
走り出しそうになる 君の真っ直ぐな瞳
だから言えなくて 今更君に逢いたくて 苦しいよ
書いては消したラブレターが 思い出と共に重なった
「君を守る」と本気でそう思ってた 最初の人なんだ
なんど君に恋して なんど君を恨んで
固く結んだ糸 僕を優しく縛る
だから言わなくちゃ それでも君が好きだよって
ねぇ 一人で寂しいって いっそ死にたいよって
素直になる事で君を困らせた夜
もう大丈夫 例えどんな未来が待っていても
決して切らせはしない 赤糸