旅立ちの日は遥か遠く 記憶の向こうで
微笑んだ面影だけ 胸を熱くする
幼かったあの日交わした 君との指切り
「いつかまた 此処で会えたら 君を守りたい」
約束果たせぬ 僕を許して
風花舞い上がれ 狂おしく 幾千の夜を越えて
君が佇む桜の樹の元で 眠りにつける日まで
散りゆく花が今 風に乗る 僕らの想いを重ね
降り注ぐ雪と花弁の色 光に溶けゆく
花の調べに身を委ねて 君の歌を聴く
見上げた空の名残は 僕を置いてゆく
僕は此処にいる 君の隣に
風花揺れて散れ 愛おしい君を包み込むように
歌は花になり僕を導き 君の元へと運ぶ
散りゆく雪は命の欠片 君への想いの証
いつか涙が渇くその日まで 見守っているよ
せめてあと少し 傍に居させて
風花舞い上がれ 狂おしく 幾千の夜を越えて
君が佇む桜の樹の元で 眠りにつける日まで
散りゆく花が今 風に乗る 僕らの想いを重ね
降り注ぐ雪と花弁の色 光に溶けゆく