A1:
どうして どうして 泣いて生まれて
いつか泣かれて
星になっていくんだろう
僕らはどうして どうして
教わってないのに
涙の流し方は 知ってるんだろう
溢れる雫は
絶え間なく注がれた愛情の証で
導かれるまま ゆるやかにそっと
伝ってきたんだ
B1:
こころからからだへ
からだはこころへ
連なるいくつもの 絡み合った
らせんの模様
そのひとつひとつに
未来が見えたなら
眺めているこの空も
ほら 宇宙に見える
A2:
どうして どうして 月はいつでも
何も言わないで
闇を照らしているんだろう
僕らはどうして どうして 鼓動の数に
限りがあるってのを知っていて
ムダにしちゃうんだろう
胸に抱えている器の
大きさに価値を見出すんじゃなくて
その中にある 熱を帯びたタネに
“生命”を感じたい
B2:
どんなに眼を凝らして
自分を見ようとしても
ぼやけてよく見えないや
そのうち見失ってしまう
探せば探すほど
散らかしてしまうなら
見様見真似だってこの手で
そう 作ればいい
A3:
生きるっていうこと それはきっと
少しずつ手放していくこと
最後の一つを失うその時
そばにいて 涙をくれる人がいる
それで嬉しい
B3:
こころからからだへ
からだはこころへ
連なるいくつもの 受け継ぐ
らせんの模様
繰り返されてくことが
永遠だと思えた時
目の前の景色すべてが
いま、宇宙になった
宇宙になった