背中を向けて 君は歩き出した
交わす言葉も無いまま
揺れる心の中 子供のように叫んだ
行かないで 行かないで ねえ…
背中を向けて僕は歩き出した
涙落ちる前に 行かなきゃ
幸せすぎるのは嫌いだと偽った
強がって 手放した理想の 未来
取り戻せぬ願い
少し広く感じる この狭いワンルーム
心の隙間を 広げるようだ
少し長く感じる ほんの一分一秒
君と過ごせたら、と
願うことさえ許されない世界なのかな★
たった一つの 嘘でさえも
君の涙を生んでしまう
数え切れない ほどの罪を重ねてきた★
その手に触れたこと
君の隣で そっと 生きようとしたこと
今を一つ拾うたび 過去を一つ捨てるような
有限の記憶と時間の中
そこに居座っただけの 僕の存在など
きっと君の記憶から 消える
もう二度と戻れないの?
ここは始まりか、終わりか
広いベッドで眠る夜はまだ明けない★
また一人で夢を見るよ
君の記憶を辿る夢を
数え切れないほどの罪を重ねてきた★
その手に触れたこと
君の隣でそっと生きようとしたこと
孤独の痛みでつぐなうから
君の記憶にそっと居させて
変わらない気持ちでまた出会えたら良いね
そして手を繋ごう
そのときまで
「またね」