花手紙
移(うつ)り行(ゆ)く季節(きせつ)はいつも 急(いそ)ぎ足(あし)でどこへ行(ゆ)くの
風(かぜ)がそっと窓(まど)をたたき 遠(とお)い国(くに)の旅(たび)へ誘(いざな)う
少(すこ)し 留守(るす)にするわね 泣(な)かないで
指切(ゆびき)りしよう きっと逢(あ)えるわ
ひとつふたつ花(はな)びらは ほろり散(ち)りゆくのに
離(はな)れがたき思(おも)い出(で)を ひとりながめていた
出会(であ)い別(わか)れまた出会(であ)い 人(ひと)もめぐるけれど
君(きみ)と過(す)ごすこのときは だいじな宝物(たからもの)
ずっと忘(わす)れないわ