幾千の星々に 見護られ育まれた
生命の鼓動を揺らす 冷たい揺り籠
創られた無機質の 世界を映す水面
揺らめき霞む光に 其の身誘われ旅立つ
ワタシ≪アナタ≫ 繋がる旋律
ウタウ≪キイテ≫ 私の色
融けてゆく 混ざり合う 白と黒の謳
其の手が奏でる旋律に 応える白の描く音色
二つの鼓動 共に存在れば
歌声響き合う
遠く 遠く 届かない其の手に
触れたくて 触れたくて 視界を揺らして
嗚呼…
開かれた言ノ葉の 意味を知る術は無く
刻まれるまま流れて 私は色を重ねゆく
ワタシ≪アナタ≫ 奏でる言ノ葉
ウタウ≪キイテ≫ 私の色
此の色が 其の心に 響きますように
其の手が描いた旋律は 喩えようのない色彩画
彩り無き二つの色(こえ)に 居場所は存在りますか
其の手が紡いだ旋律に 応える黒の描く音色
二つの鼓動 共に存在れば
歌声響き合い
其の手が描いた旋律と 欠けることなどない二色
此の歌声重なり合わせ いつか其の手に届くよう