月影　　冻（こお）る大地を
転（ころ）がり　　踏（ふ）み分（わ）けて行く
灭（ほろ）びと再生（さいせい）の　　时代が始まる

自由を　　重（おも）く掲（かか）げて
道なき　　道を选（えら）んで
真（ま）昼（ひる）より眩しい
日（にち）没（ぼつ）を越（こ）えて

梦（ゆめ）を语（かた）るように　　
时（とき）の船は　行（ゆ）く
その闇路（やみじ）の向（む）こうに　　
新（あたら）しい　　夜明（よあ）け

仆等（ぼくら）はきっと暗闇の　
腕（かいだん）から　　生（う）まれてきた
かなわぬ　恋を　する　ように
光へと　彷徨ってく
どこまでも　果（は）てし　のない　　この道を
帰る术（すべ）は　　无（な）い


生き抜（ぬ）く　　ことに戸惑（とまど）い
死（し）に行（ゆ）く　　ことに怯（おび）えて
仆等（ぼくら）の呼吸（こきゅう）には
哀（かな）しみが宿（やど）る

叫（さけ）びは　　孤独に失（う）せて
涙の　　滴（しずく）を啜（すす）り
谁もが一人きり
荒野（こうや）を　流离（さすら）う

あれは　月の梦か　白く光る花
けぶる　丘（おか）の　彼方（かなた）　
煌（きら）めき　　手招（てまね）く

胸（むね）に响（ひび）く　悠久（ゆうきゅう）の
音楽（おんがく）に　　耳（みみ）を澄（す）ませ
风に惑（まど）う　　砂（すな）のように
刹那へと　　消え失（う）せても
どこまでも　果てしのない　　この道を
荒野（こうや）の　向（む）こうへ

あれは　月の梦か

仆等（ぼくら）はきっと暗闇の
腕（かいだん）から　　生（う）まれて　きた
かなわぬ　恋を　する　ように
光へと　诱（いざな）わ　れて
どこまでも　果てしの　无（な）い　　この道を
帰（かえ）る术（すべ）は无（な）い

彼方（かなた）へ……