地球最後の告白を
作詞:kemu
作曲:kemu
編曲:kemu
唄:水母=3=
そして君(きみ)が知(し)らずに 幸(しあわ)せな灰(はい)になった後(ごう)で
僕(ぼく)は今更(いまさら) 君(きみ)が好(す)きだって
「大人(おとな)になりたくないよ」なんて大人(おとな)ぶってさ
駆(か)けた 少年(しょうねん)の日(ひ)
どうやら僕(ぼく)に訪(おとず)れた 悪戯(いたずら)は
相当(そうとう)タチの悪(わる)い 不老不死(ふろうふし)のおせっかい
神様(かみさま)ステキな プレゼントをありがとう
なんて 到底(とうてい) 的外(まどはず)れな
幼(おさな)い冗談(じょうだん)の奥(おく)に 大事(だいじ)に隠(かく)した
片思(かたおも)いは 察(さ)してくれないんだ
追(お)い越(こ)してく 戻(もど)れない憧憬(しょうけい)
好(す)きな人(ひと)に さよならを
いつか見(み)た夕焼(ゆうや)けは あんなにキレイだったのに
恋(こい)なんて呼(よ)ぶには 穢(けが)れすぎてしまったよ
そして 君(きみ)が知(し)らずに 幸(しあわ)せな灰(はい)になった後(ごう)で
僕(ぼく)は今更(いまさら) 君(きみ)が好(す)きだった って気付(きづ)いたよ
百年前(ひゃくねんまえ)の同(おな)じ日(ひ)に 君(きみ)のおばあちゃんは
同(おな)じ事(こと)を言(い)ったんだ
君(きみ)の孫(まご)の曾孫(ひまご)の その最期(さいご)に
僕(ぼく)はまた一人(ひとり)になる
移(うつ)ろってく メトロポリスと
君(きみ)の名(な)に 花束(はなたば)を
いつか見(み)た夕焼(ゆうや)けは あんなにキレイだったのに
恋(こい)なんて呼(よ)ぶには 穢(けが)れすぎてしまったね
そして 血(ち)が流(なが)れて 世界(せかい)が灰(はい)になった後(ごう)で
僕(ぼく)は今(いま)でも ふいに君(きみ)を思(おも)い出(だ)すんだ
誰(だれ)もいない 枯(か)れた世界(せかい)で
悪戯(いたずら)の 意味(いみ)を知(し)ったよ
臆病(おくびょう)でも今(いま)なら言(い)えるんだ
地球最後(ちきゅうさいご)の 告白(こくはく)を
いつか見(み)た夕焼(ゆうや)けは あんなにキレイだったのに
恋(こい)なんて呼(よ)ぶには 遠回(とおまわ)りしすぎたよ
そして 何(なに)もかもが 手遅(ておく)れの灰(はい)になった後(ごう)で
僕(ぼく)は今更(いまさら) 君(きみ)が好(す)きだって
君(きみ)が好(す)きだった って言(い)えたよ